弁護士 浅野則明
私は、1958年(昭和33年)2月3日、岡山県小田郡矢掛(やかげ)町において農家の長男(4人兄弟)として出生しました。矢掛町は県南西部に位置する小さな町ですが、旧山陽道の宿場町で中心市街地には現在も往時の本陣・脇本陣などの町並みが残っています。町おこしとして、矢掛宿場祭りや大名行列(毎年11月第2日曜日)などが行われています。地元の公立中学・高校を卒業した後、1976年(昭和51年)京都大学法学部に入学しました。
高校時代に読んだ本で、アメリカのラルフ・ネーダー弁護士が消費者問題や公害・環境問題に取り組み、これを社会運動に築いていく姿に憧れて弁護士になりたいという淡い思いを抱きました。大学ではまず社会科学の勉強をし、社会の仕組みや制度を学ぶ中で世の中のことを全く知らない自分に気づかされ、社会の矛盾に目を向けるとともに、社会的弱者の力になりたい、そのための最もよい方法は弁護士になることだと考えるようになり、司法試験に取り組みましたが、1958年(昭和58年)無事合格することができました。
高松での2年間の司法修習を経て、1986年(昭和61年)4月京都弁護士会に入会し、京都第一法律事務所に入所しました。爾来35年にわたり、多くの人権課題や憲法改悪、悪法反対の闘いに取り組んできました。同時に興味のあった刑事弁護にも熱を入れ、たくさんの国選弁護を担当してきました。2018年(平成30年)には京都弁護士会の会長に就任し、様々な人権擁護活動や市民の法律相談活動を担ってきました。また司法制度改革の一環として日本司法支援センター(法テラス)が設立され、主に民事法律扶助と国選弁護を担うことになりましたが、私は設立当初から法テラス京都地方事務所の副所長として、その運営に取り組んでまいりました。現在は、同事務所の所長を務めております。
略歴
- 1958年 岡山県矢掛町で出生
- 1976年 京都大学法学部入学
- 1983年 司法試験合格
- 1986年 弁護士登録
- 2018年 京都弁護士会会長
- 【現職】
- 日本司法支援センター(法テラス)京都地方事務所所長
- 京都弁護士会常議員
- 公益社団法人京都保健会理事
- 医療法人葵会理事
- 【過去の主な役職】
- 京都弁護士会常議員会副議長
- 京都弁護士会副会長
- 京都弁護士会刑事委員会委員長
- 京都弁護士会人権擁護委員会委員長
- 京都弁護士会総会議長
- 京都弁護士会常議員会議長(2016年度)
- 京都弁護士会会長(2018年度)
- 日本弁護士連合会常務理事、近畿弁護士連合会常務理事(2018年度)
- 自由法曹団京都支部事務局長
- 日本労働弁護団幹事
取扱業務
相続、遺言、交通事故、不動産取引、商品先物取引、投資信託取引、借地借家、医療過誤、建築紛争、請負工事代金、債務整理、破産、民事再生、職務発明、刑事弁護など
メッセージ
弁護士活動35年で培ってきた知識と経験を活かし、弁護士として、皆さまの権利の実現に尽力したいと思っています。弁護士は敷居が高いと言われていますが、私は皆さまと同じ視線でざっくばらんなお話しをさせていただきたいと思います。皆さまの困りごとのお話を伺い、できるだけその立場に共感することから信頼関係を築いていきたいと思います。弁護士と皆さまの関係も、何よりも信頼関係が基礎となりますから、何事も心配なさらずに相談していただけたらと考えています。皆さまから依頼された事件には、丁寧な説明をしながら、迅速かつ的確な対応を行うことに心がけたいと思います。そして、何よりも皆さまから信頼される弁護士でありたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
趣味
登山-現在日本百名山97座踏破していますが、百名山に限らず、普段は身近な低山に登っています。また冬には簡単な雪山にもチャレンジしています。詳しくは、ブログ(山好き的日々@京都北山)をご覧ください。