(法律コラム:離婚)養育費はいつまでもらえるの?

 

離婚後、扶養を要する子どものために支払われる養育費。

何歳まで請求できるのでしょうか。

 

現在、家裁の実務では、原則、子どもが成人に達する月までという扱いになっています。

 

問題となるのは、高校卒業後も大学に進学するなど高等教育を受けている場合をどう考えるか、です。

 

判例は、扶養義務者の資力や学歴などの家庭環境を考慮し、その環境で大学進学が通常のことと考えられる場合には、大学卒業時までの扶養義務を認めています。

 

(弁護士村松いづみ)