(法律コラム:離婚)浮気調査について(その2)
2012年10月30日の「法律コラム:離婚」でも「浮気調査」について書きましたが、その続編です。
最近、探偵さんはすごいなあ、と思ったケースが2件ありました。
「夫から離婚を言われている」という法律相談を受けました。
1件は同居中、もう1件は別居中の妻からの相談でした。
当初、どちらの相談者も、夫の浮気については「ないと思う」と言っておられました。
でも、色々と話を伺う中で、夫の言動や離婚の理由などに不自然さを感じましたので、夫の行動を調べた方が良いと思うとアドバイスをしました。
自分で調べることができるのであれば、その方が良いが、できなければ探偵を利用する人もいるよとアドバイスしました。
2012年のコラムにも書きましたが、事務所と提携している探偵事務所はありません。
もちろんテレビドラマのように弁護士が尾行などの調査はしません。
「どうやって探偵さんを探したら良いですか?」と尋ねられた場合、私は自分の依頼者の方が利用して成功した探偵さんの名前を参考としてお教えすることにしています。
結果的に、先の2件の相談者の方は、どちらも探偵さんを利用されました。
そして、その探偵さんの調査により、私が想像したとおり、どちらのケースも夫が浮気をしていることが判明しました。
写真もバッチリ撮れていました。
信じていた夫に女性がいるという現実を突きつけられた時は、つらかったと思いますが、夫から「お前の・・・が悪い」などと納得いかない理由で離婚を宣告されるよりは、よほど得心できるでしょう。
今後どうしていくかの決断がつきやすくなったり、仮に離婚を選択する場合でも有利な条件で解決できるのではないでしょうか。
(弁護士村松いづみ)