(法律コラム・労働)非正規労働者にも労基法は適用されます

パート・アルバイト・派遣社員・契約社員・嘱託社員といった非正規雇用労働者が増加しています。男性では5人に1人、女性では2人に1人という割合です。
特に、男女とも15~24歳の非正規比率が急激に高まっています。若者が学校を卒業しても、正規では就職がないという現状が浮かび上がってきます。

ところで、労働条件の最低基準-これ以下で労働者を働かせてはいけないという基準ーを定めているものに労働基準法があります。

有給休暇・労働時間・休憩・残業代など、労基法には労働者の最低限度の権利がいくつも定められ、もちろんパート・アルバイトなどの非正規雇用労働者にも適用があります。
雇い主の中には、パートやアルバイトなどには労基法の適用がないと思いこんでいる人もいますから、職場の仲間とよく話し合って、労基法違反の労働条件については是正を求めていきましょう。

                                  (弁護士村松いづみ)