(法律コラム・労働)残業代がアップに
労働基準法が改正され、2010(平成22)年4月から、時間外労働(1週40時間・1日8時間の法定労働時間を超える残業)について、月60時間をこえる部分に限り、割増賃金率がこれまでの25%から50%に引き上げられました(ただし、中小企業については、当分の間、猶予されます)。
もしかしたら、この改正を知らない使用者もいるかもしれませんので、頭に入れておきましょう。
働き過ぎによる過労死、過労うつ・過労自殺が大きな社会問題となっている日本。
命や健康を、50%の割増賃金と引きかえにするわけにはいきません。
月60時間もの残業などはなくすべきだという声をあげていきましょう。
(弁護士村松いづみ)