弁護士村松いづみのblogマチ弁の日々

富士山を望む秋の登山(その2)~竜ヶ岳~

 

篠井山(しのいさん)に登った翌日の11月5日は、本栖湖畔から竜ヶ岳(りゅうがたけ、1099M)に登った。

本栖湖は、富士五湖の1つで、千円札の裏に描かれているのが、本栖湖から見た富士山だ。

昨日泊まった本栖湖畔のホテルの人からは、今年は周辺の紅葉がすぐに枯れてしまって、全然ダメと聞いた。

 

この日も快晴の良い天気。

登山口

 

 

最初は、登山道をジグザグと登っていく。

道は広くはっきりしている。

しばらく登ると、やがて視界が広がり、富士山が望めるようになる。

 

そこからは富士山を背に、尾根をまたひたすら登っていく。

本栖湖はもとより、青木ヶ原樹林帯などが展望できる登りであったが、山頂に近づくにつれ、背丈ほどもある笹の中の道となった。

そして急登を上りきると、頂上へ。

 

頂上は、だだっ広く、大勢の登山者が富士山を眺めつつ、昼食をとっていた。

 

 

 

 

中には、インスタグラムにでも載せるのだろうか、5-6人の若者らがカラフルな傘をさしながら、色んなポーズを取って、撮影していた。

内心では「私もしたい!」と思ったが、一人だと恥ずかしくて、お茶目なポーズが取れない。

ふざける時は、大人数がいい。

 

ずいぶん長い時間山頂で富士山を堪能し、下山した。

 

やはり富士山を眺めることができる登山は、一段と楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

富士山を望む秋の登山(その1)~篠井山~

 

やっと晴れた!

10月は、2週連続の週末台風到来だったが、11月の最初の連休は、ようやく晴天に恵まれたので、富士山を間近で眺め、紅葉を楽しもうと、計画どおり山梨県に向かった。

 

11月4日は、山梨県南部にある篠井山(しのいさん。1394M)に登る。

奥山温泉という日帰り入浴施設の近くにある山だ。

 

登山口。

木彫りのクマが出迎えてくれる。

でも、クマが出没するようで、登山道には、クマよけ鈴を持って来ていない登山者のために、何カ所かに鐘が釣ってあった。

 

 

また篠井山は、5月から10月にかけては大量にヒルが発生するようだ。

だから、登山が楽しめる時期が限定されている(ヒルの危険をかえりみなければ、限定されないが・・・)。

 

少し林道を歩き、登山道へ入ると、まもなく滝が見えてくる。明源の滝。

 

 

沢沿いの登山道を上り、その後は、樹林帯の中をひたすらジグザグと登っていく。

展望はなく、紅葉もイマイチ。既に枯れ落ちている。

 

 

約2時間で、篠井山山頂に到着。

 

 

 

山頂は狭いが、目の前に富士山が!

ただ、雪がない!

富士山の初冠雪はあったが、溶けてしまい、雪なしの富士山だった。

 

 

 

山頂で昼ご飯。

今日は、「山めし」としては、回鍋肉(ホイコーロー)に初挑戦。

「山めし」本に紹介してあったレシピで、豚肉の代わり、車麩を使用。ヘルシー。

でも、やっぱり豚肉の方がおいしいよなあ・・・

 

 

 

 

下山は、同じ道を下りました。

 

 

 

「新聞記者」 望月衣塑子著

 

望月衣塑子(いそこ)さん。東京新聞の新聞記者。

つい、この間まで全く名前も聞いたことがない人だったが、森友・加計学園問題などで菅義偉内閣官房長官へ鋭く執拗に質問する姿に、一躍、時の人となった。

 

その望月さんの著書「新聞記者」(角川新書)を読んだ。

 

望月さんが新聞記者をめざした原点は、中学3年の時に母親から「これ読んでみたら」と渡された1冊の本。フォトジャーナリスト吉田ルイ子さんの「南ア・アパルトヘイト共和国」。

遠く離れた異国の地で、黒人が白人と当たり前のように分離され、一人の人間として扱われていないという状況・・・「自分の身の回りだけでなく、世界で何が起きているか常に関心を向けなさい」という母の思いだと感じた。

 

就職試験では、大手新聞社に軒並み落とされ、内定を得たのが東京新聞だった。

東京新聞というのは、正確には、中日新聞社東京本社が発行する関東地方及び東京都のブロック紙だが、もちろん全国的なニュースも紙面に掲載する。

 

いま現在にもつながる「森友問題」が初めて表面化したのは、2017年2月9日付け朝日新聞朝刊のスクープ「学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表 近隣の1割か」だった。

 

取材舞台が大阪だったため、当初は、東京新聞のスタンスは消極的だったが、望月さんが編集局長に進言し、森友問題を追うチームに入ることになった。

そして、またもや朝日新聞の5月17日のスクープで「加計問題」が状況を一変させた。

 

そんな中で、私が報道で感じた違和感を望月さんも同様に感じていたことがわかった。

いや、「報道」の分野に身を置く望月さんは、私たち以上に違和感を感じたに違いない。

その1つは、NHKが「加計問題」と同時期に、真子さま「ご婚約の見通し」をスクープ報道したことだ。

「婚約」ならともかく、「婚約の見通し」って何?と、その時、私は率直に違和感を感じたが、望月さんも「まるで芸能人のようにスクープとして報じるだけの価値があるだろうか」と書いている。

もう1つの違和感は、5月22日付けの読売新聞「前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中 平日夜」の記事。

望月さんが「目を疑った」のは、確たる証拠も何も記されていなかったこと。

二度も望月さんの転職を誘ってくれた、あの読売新聞が・・・・

ただ、前川前文科省事務次官の記者会見にのぞんだ望月さんも、前川さんの出会い系バーへ行ったのは「貧困の実態を探るためだった」という言葉に、それは「さすがに無理がある」「本当に信頼に足る人なのだろうか」と感じた。

そこで、望月さんは前川さんにインタビュー取材をする。

前川さんは、出会い系バーで女性から聞いた高校教育の実態、読売新聞掲載の直前に文科省の後輩から「和泉(内閣総理大臣)補佐官が『会いたい』と言えば、応じるつもりはあるか」というメールが入ったこと、教育基本法を全面的に改正し道徳教育や愛国心が明文化され教育の方針を転換した安倍政権に違和感や疑問を禁じ得なかったこと、などを語った。

 

そして、望月さんは「もっと前川さんの思いに応えたい」と考えるようになった。

 

加計問題の背後では官邸の人間が暗躍しているのは、明らか。

毎日マスコミに対応するのは、菅長官しかいない。

しかし、菅長官の定例会見は、おなじみの「ご指摘にはあたりません」「問題ないと思われます」といった木で鼻をくくったような答弁。記者たちは質問を重ねない。

望月さんは思った「これはもう、自分が出席したほうがいいんじゃないか」と。

 

そこから、望月さんの定例会見での快進撃が始まった。

 

望月さんの「やらなくては」という思いが強まる一方、今後、望月さんを会見から「排除」する動きも強まる可能性もある。

望月さんの質問に対し、あの表情を変えることなく淡々と話す菅長官がマレに感情的になる場面もあるが、官邸の壁は厚い。

しかし、望月さんが嫌がられながらも頑張って食い下がって質問をしてくれることにより、私たち国民は、今、政治の場で何が起こり起ころうとしているかが、わかってくる。

望月さんが「私は特別なことはしていない」と語るとおり、それが報道の役割だと思う。

しかし、それができていないのが報道現場の現状で、だからこそ、当たり前のことをしている望月さんがテレビなどで取り上げられたりする。

 

森友・加計問題は、未だ疑惑が山積している。

 

望月さんが、本書の末尾で引用しているのは、ガンジーの言葉だ。

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」

 

望月さん、頑張れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の中の、秋の上高地散策

 

毎週週末になると、台風が来る。

10月最後の週末も日本列島の南側を台風22号が縦断した。

 

週末、秋の上高地散策と登山を予定していたが、登山はあきらめ、雨の中の散策となった。

 

上高地は、北アルプス登山の拠点でもあり、もう何度となく訪れているが、紅葉の時期に来たのは、2度目である。

10月末の週末と言えば、紅葉の上高地を期待して、本来なら多数の観光客も含め大にぎわいというところであるが、台風のため、それほど多くの人はいなかった。

 

上高地に着いた頃は、雨もまだ小雨だった。

 

河童橋から見た穂高岳

ガスはかかっていたものの、これもまた幻想的だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河童橋から見た焼岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明神岳

 

 

当初の計画では徳沢まで歩くつもりだったが、雨だったので、明神池までを往復した。

上高地の紅葉は、もうほとんど終わったような感じで、鮮やかな赤や黄色に染まった木々はほとんど見ることができなかった。

 

明神池の手前にある嘉門次小屋でイワナを食べる。

ここのイワナは頭からしっぽまで骨も含めてすべて食べられるほど軟らかい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしい!

イワナを堪能し、明神池から河童橋まで戻る頃には、雨も本格的に降りだした。

 

そして翌朝の高山は、みぞれまじりの雪となっていた。この辺りは、もう冬に入りつつある・・・

亀石倫子弁護士の講演会

 

(女性弁護士の法律コラム NO.240)

 

10月27日、京都弁護士会で開催された刑事弁護講演会に参加した。

 

若い頃には刑事弁護も数多く担当したが、現在は、刑事弁護事件は持っていない。

でも、今回の講演会は、警察によるGPS捜査事件で最高裁判決を獲得した亀石倫子弁護士(大阪弁護士会所属)の講演だったため、どのような弁護活動をして最高裁判決にまで至ったかとても興味があり、参加することにした。

 

講演のタイトルは「刑事弁護は社会を変える」。

これから法曹になっていく司法修習生の研修の1つとしても位置づけられていた。

 

 

亀石弁護士は、コメンテーターとして、時々、テレビで見かけるが、実際に話を聴いたのは、初めて。

就労経験はあるものの、まだ30代で、弁護士経験は7年という若手だ。

 

 

以前にブログでも書いたことがある(ダンスの)クラブ風営法違反事件にも弁護団の一員として関わっていたことを知った。

 

新聞報道されるような裁判事件の場合、新聞では判決の結論(勝訴あるいは無罪)しか報道されないが、弁護士としては、どのような訴訟活動をしたか、どのような証拠をどうやって入手したかなどが気になるところである。

GPS捜査事件でも、警察がGPS捜査をしていることについて、どのように資料を収集し、争っていったかの話が勉強になった。

 

ただ、弁護士としてもっと大切なことは、直感的に「GPS捜査がおかしい」として争うという感性や意欲を持っているかどうかだと感じた。

亀石弁護士だったからこそ、最高裁まで争ったのであり、これが他の弁護士であったならば、もしかしたら、スルーされたかもしれない。

 

例えば、これまでに社会的に注目された、公害事件、薬害事件、無罪事件などでも、やはり「これは、おかしい」という弁護士の感性と行動がなければ、行政や司法の壁は破ることができなかっただろう。

 

単に法律書を読むだけでなく、世の中で起こる様々な事象に目を向け、自分自身の感性を磨いていくことが弁護士に求められる姿勢だとあらためて思った。

 

※GPS捜査違法事件については、当事務所のホームページの「最新判例:刑事」で紹介しています。

 

 

 

 

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