弁護士村松いづみのblogマチ弁の日々

播磨アルプスを歩く

 

2019年6月9日(日)晴天で蒸し暑い中、播磨アルプスを歩いた。

播磨アルプスとは、兵庫県加古川市と高砂市にある高御位山(たかみくらやま)を中心とした山々で、岩肌が露出している箇所が多いところから、こう呼ばれているらしい。

 

高御位山は、標高304M。

大文字山の火床辺りの高さなので、簡単に登れるだろうと「軽い」気持ちで出かけた。

 

 

出発は、鹿島神社の本殿横の登山口から。

鹿島神社には、チタン製の巨大な鳥居がある。こんな鳥居は初めて見た。

 

 

登山口から急坂を登って行くと、岩肌がむき出しになったかなり急勾配の岩盤があり、そこを時に這いつくばりながら登って行く。

岩そのものは固く頑丈で、歩いても崩れることはなかった。

 

 

稜線に出ると、そこからは快適な稜線歩きかと思いきや、展望は良いものの、かなりのアップダウンがある登山道だった。

その上、太陽と蒸し暑さとで、何度も休憩を取った。

登山道脇に咲いていたササユリが束の間の憩い。

 

 

やっと山頂に到着。

山頂には大きな碑が立っていた。

山頂の奥には神社もあったようだが、そこまでは行かず、昼食にした。

 

 

下りは、長尾ハイキングコースを一気に下った。

上りのルートと違って、ほとんど直線的に下る道だったので、アッという間に下山できた。

 

低山だったのに、へこたれた山歩きだった。

 

 

 

「老後2000万円」の衝撃

 

夫65歳、妻60歳の夫婦が95歳まであと30年間生活するのに必要な蓄えを約2000万円と試算した金融庁金融審議会の報告書案が、国会でも社会的にも大きな問題となっている。

 

批判が広がる中、政府はこの報告書案の受け取りを拒否したが、いくら政府が受け取りを拒否しようと、年金だけでは95歳まで生活できないということは紛れもない事実だ。

しかも、報告書に盛り込まれた「月に5万円の赤字」とする試算の根拠が厚生労働省が示した資料であったことも6月13日判明した。

他の試算では「1500万円」というものもあるが、いずれにしても、報告書案が言う対策としての「投資」などできるはずがないというのが、多数の国民の実感ではないだろうか。

 

政府がこれまで言ってきた年金「100年安心」というのは、高齢者が増え若い世代が減れば年金の水準を自動的に減らすことで年金制度を維持するという意味であり(マクロ経済スライド)、既に、2004年の小泉政権の時代から導入されている。

「そんなこと聞いてないよ」と、今回の「老後2000万円」問題で、このような改悪年金制度に初めて気がついた国民も少なくないと思う。

 

今、必要なことは、年金の水準の引き上げであり、年金だけで生活ができる保障である。

今回の「2000万円」衝撃は、そのことに気がつかせてくれた。

 

今度の参議院選挙でその意思を示しましょう!

 

グランカナリア島の「憲法9条の碑」

 

大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島のグランカナリア島に、「憲法9条の碑」があることをご存知だろうか。

「憲法9条」は、もちろん日本国憲法9条である。

 

私は、もう何年も前に、何か本の記事かエッセイで読んで感銘を受け、当時、憲法問題での講演を依頼された時には、必ず、この遠い異国の地の「憲法9条の碑」のことを紹介していた。

憲法9条の碑があるテルデ市は、スペインがNATOに加盟した時(1082年)、これに反対して非核都市を宣言。その後、9条の平和主義に共感した市長の主導で、公園の一角を「ヒロシマ・ナガサキ広場」と名付け、そこにスペイン語で刻まれた「憲法9条の碑」が設置された。

 

今朝(2019年6月3日)の京都新聞朝刊に、1972年にグランカナリア島のラスパルマス市へ移住した広島出身の中村寿美恵さんの活動が紹介されていた。

中村さんは、原爆投下の2日前に広島から山口県に疎開し無事だったものの、父と姉は被爆した。

2009年、旧知の高校教師から「広島の歴史を知るあなたから、子どもたちに語ってほしい」と持ちかけられ、「私の話が平和のために少しでも役立てば」と快諾し、以来、30回近くカナリア諸島の高校を巡り、広島で起きた歴史を語り継いできた。

 

日本では、今、憲法を改正しようとする動きが強まっている。

アメリカが引き起こす戦争に加担することにもなりかねない。

 

中村さんは「憲法があったから、戦後日本は戦争に直接加わらず、誰も殺傷しなかった。日本にとって大事な盾だったものをなぜなくしてしまうのか」と語る。

 

いくらIT技術やロボット開発が進んでも、戦争で犠牲になるのは、生身の人間だ。

世界の人たちと共に、本当の平和を追求すべき時代に来ている。

樹木希林さんのことば

 

これまで、亡くなってからこれほど本が売れている芸能人はいないのではないだろうか。

書店に行くと、樹木希林さん関連の本のコーナーがあったり、平積みされていたりする。

「一切なりゆき~樹木希林のことば~」(文春新書)は、2018年12月20日の発売から3ヶ月で100万部を超えるベストセラーとなった。

 

先日、私も「一切なりゆき」と2019年3月16日に発売された「いつも心に樹木希林」を購入した。

 

悠木千帆という芸名で「七人の孫」に出演していた頃から知っていたが、私が、彼女の言葉や生き方そして役者としての演技に興味を覚えるようになったのは、自分が全身ガンだと公表してからだったと思う。

晩年に彼女が出演した映画は、ほとんど観た。

 

「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」

「モノを持たない、買わないという生活は、いいですよ」

「人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前」

などなど、その言葉どおりの徹底した生き方は、まさに理想である。

 

今回、あらためて2冊の本を読んで、最も印象に残ったのは、彼女が人や自分を「俯瞰(ふかん)」で見るようにしていたということ。

俯瞰というのは、高い所から見ることで、イメージとしては、空から町を眺めるようなこと(かな?)。

客観視と似ている(?)。

樹木さんは、例えば、年を取ることに対して、「おっ、今度はここが動かなくなってきたか」「あぁ、なるほど、耳が遠くなってきたな」とか、・・・そういうものを俯瞰で見て「自分の変化を楽しんだほうが得ですよ」と言う。

 

人間、なかなか自分を「俯瞰」するなんてできないけどね。

自分を「俯瞰」しながら、それを楽しんで生きられれば、最高。

 

この2冊の本は、アッという間に読んでしまったけど、「いつも心に樹木希林」の方が面白かった。

なぜかと言うと、「一切なりゆき」は樹木さんの言葉のエッセンスだけが抜粋してあるのに対し、「いつも心に樹木希林」は対談や彼女が書いたエッセイなどが収録されており、どのような流れでその言葉を発したかがよくわかるからである。

 

「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」

私がこんなふうに悟ることができるのは、いつになることやら・・・・

 

 

 

NO!職場でパンプス強制  「#KuToo」

 

もともとお洒落というものに興味がある方ではなかったが、年齢を重ねるつれ、一層興味は薄れていき、今はほとんど興味がない。

服装は、夏は涼しく、冬は暖かく、できるかぎり着やすいものを選び、アクセサリーも最小限しか身につけない。

靴は、ペダラを愛好し、夏はペダラのサンダルを、それ以外の季節はウォーキングシューズを履いている。

よほどフォーマルな席でない限り、パンプスを履かなくなって久しい。

 

「職場でのパンプスやハイヒールの強制をなくそうと、署名活動が広がっている」(2019年5月23日付け京都新聞夕刊)。

キャンペーンは、性暴力を告発する動き「#MeToo」と、「靴・苦痛」を掛け合わせ「#KuToo」とネーミングされた。

強制までする職場があることは全く知らなかったので驚いたが、よくよく考えると、女性の制服がある職場では靴も定められたパンプスやハイヒールがあるはずと思い至った。

 

新聞には、葬儀場でのアルバイトで「ヒール5~7センチ、ストラップなしの黒色パンプスを履くよう指定された」と書かれてあった。

 

確かに、例えば、ドクターXの大門未知子がピンヒールで病院内を闊歩する姿はカッコいい。

でも、実際は、短時間ならともかく、ヒールの高さが高くなればなるほど、長時間履き続けると、足は疲れ、歩いていられなくなる。

 

署名は、性差によるパンプス強制を禁止する通達を出すよう、厚生労働省に求める内容である。

5月21日現在、1万8000人超が署名した。

イギリスでは、政府が職場の服装規定について通達を出したほか、カナダの一部やフィリピンでは職場でのハイヒールの強制を禁ずる動きがあるとのこと。

 

足が痛くて仕事への意欲がそがれたら、それは本末転倒である。

職場で働きやすい服装を「足元」から考え直す時期に来ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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