弁護士村松いづみのblogマチ弁の日々

全国的に大寒波襲来

 

全国的に大寒波が襲来している。

東京などの大都会は、雪の予報があらかじめ出ていても、人も多く、電車などの交通機関のダイヤが過密なため、大混乱となるんだろうな。

 

今日の京都は、最低気温がマイナス3.6度という寒さ。

寒さが身体にしみ込んでくるという感じ。

夜中から明け方にかけて雪は降ったようだが、うっすらとしか積もっていない。

事務所の周りは、こんな感じ。

 

 

 

ただ、日陰の道路は、歩く時、滑る滑る・・・細心の注意が必要です。

 

 

 

 

 

本白根山(もとしらねさん)の噴火

 

2014年9月の御嶽山の大噴火以来のショッキングなニュースだった。

2018年1月23日午前9時59分、本白根山(もとしらねさん、2171m)の鏡池付近で噴火が起こり、草津国際スキー場にいた自衛隊員が死亡し、多数のスキーヤーやボーダーが被災した。

ここは、「草津、良いとこ、1度はおいで~」の草津温泉がある土地である。

 

噴火当時の映像を観る限り、まるで御嶽山の大噴火の時の映像と同じような恐怖が襲ってくる。

 

御嶽山の時は、9月の紅葉真っ盛りの登山シーズンであったことや関西から近い山であったこともあり、私が登山をすることを知っている友人や依頼者の方から「心配した」というメールなどをいただいた。

さすがに、今回は、そのようなメールは一切なかったが、実は、本白根山も草津国際スキー場も以前、訪れたことがあった。

 

本白根山の横にある草津白根山が日本百名山の1つとなっているため、2008年8月にその両方の山に登った。

草津白根山は、車で火口湖である湯釜まで行くことができるので、冬期以外は観光客で一杯で、「登山」というイメージはない。

だから、草津白根山に寄ったついでに、本白根山の方に登った。

でも、本白根山も、草津白根山の火口湖の駐車場から登る限り、ハイキングのような気楽さで登ることができた。

 

また、草津国際スキー場は、2015年2月に1度だけ行ったことがあった。

麓から本白根山に続く、割と細長いスキー場で、一番トップから沢沿いのロングコースをハイスピードで滑り下りるのはとても快適だった。雪質もパウダーに近く軽かった。

 

そういう意味で、今回の被災は、決して他人事とは思えない。

 

 

 

 

 

 

「日本史の内幕」(磯田道史 著)を読んで

 

日本の歴史物に興味があるか?と問われたら、「とても好き」というわけではない。

NHKの大河ドラマも、子どもの頃はよく観ていたが、今は全く観ない。

でも、過去の時代の人々の暮らしや文化が今の時代にどのようにつながっているのかなどにはとても興味がある。

 

磯田道史先生の「日本史の内幕」(中公新書)を読んだ。

磯田先生は、最近、テレビによく登場する歴史学者で、映画化された「武士の家計簿」の元になった著作を書いた人である。また、私はまだ観ていないが、フィギュアスケート選手の羽生クンが殿様役で出演した映画「殿、利息でござる!」の元になった「無私の日本人」を書いたのも磯田先生だ。

 

本書の「まえがき」では、「この本は、古文書という入り口から、公式の日本史の楽屋に入り、その内幕をみることで、真の歴史像に迫ろうとする本である」という書き出しから始まり、「歴史教科書は、政府や学者さんの願望にすぎない。・・・彼らが信じていて欲しい歴史像が書いてあるだけである」となかなか大胆な記述が続き、「コピペとフィクションの歴史叙述が巷にあふれている」と苦言を呈する。本書は、「これと一線を画し、古文書を通して、日本史を現場から内側からみる内幕に案内したい」と結ばれている。

 

もう、この「まえがき」を読むだけで興味がそそられる。

 

本文は、7章から構成されているが、各章の中の1つ1つの「話」はおおよそ3~4ページで完結されており、研究のためではなく、「読み物」として読んでいる者にとっては、短くて読みやすい。

 

明治天皇の皇后が京都から「新首都」東京への移住はどのようになされたか

豊臣秀吉と本願寺との関係

若き徳川家康はどんな顔だったのか

家康は正室築山殿と離婚したか

秀吉は秀頼の実の父親か

江戸時代に「毒味役」の武士は本当にいたのか

 

などなど、古文書からの日本史の謎解きが展開される。

 

ところで、本書を読んで初めて知ったことだが、磯田先生は、現在、京都市西京区にある国際日本文化研究センターの准教授をされており、京都に住んでおられるようだ。

寺町二条の書店にも立ち寄ると書かれてあったので、偶然、どこかで姿を見かけるかもしれないなあ・・・

 

 

 

カズオ・イシグロ

 

日系イギリス人であるカズオ・イシグロ氏が昨年、ノーベル文学賞を受賞した。

彼がノーベル賞を受賞したという報道に接するまで、恥ずかしながら、彼の作品を読んだことがなかったことはもとより、名前さえ聞いたことがない、全く知らない作家だった。

 

ニュースで受賞を知っても、すぐに読んでみようとは思わなかった。

外国人作家が書いた小説は、なんとなく読みにくいという感覚が私の中にあったからだ。

 

しかし、高校時代の同級生のメーリングリストで、Fさんが「二年前の春から夏にかけて集中的に読み感銘を受けた」「フィクションらしいフィクションを圧倒的なリアリティで紡ぎ出すという力量は僕が今まで読んだ作家の中でも有数のもの」「彼の作品には、思想性、主義主張が巧妙に排除あるいは隠蔽されているという特徴がある」と書いていたので、これはもう読まなくてはと思い、書店に行った。

 

受賞当初は、書店に本がなく、店員に尋ねると「増刷中なので、しばらく待って」という回答だった。

そして、しばらくすると、やっと書店にイシグロ氏の作品のコーナーが設けられた。

 

最初に読んだのが「日の名残り」。

人生の黄昏どきを迎えた老執事が、旅路で回想する古き良き時代のイギリス。

旅の場面と、長年仕えた先代の主人への敬慕、執事としての品格、女中頭への想いなどの回想が交錯する。

 

旅の場面と回想とが入り交じって、私にはわかりにくく、最初はなかなか読み進むことができなかったが、最後まで読み終えると、執事のあるべき姿を求め続けた男のせつない思いが感じられた。

久しぶりに、深い作品を読んだという実感があった。

 

BSで放映された「カズオ・イシグロの世界」で、イシグロ氏は、この作品について、「自分が最もホコリを持っていたものや業績は実は恥ずべきことだった」ことに気づいた個人を描き、過去に向き合うべきか忘れるべきかを問いかける作品だと語っていた。

 

「日の名残り」を結構エネルギーを使って読み終えたが、そうすると、また別の作品を読みたくなった。

そこで、次に読んだのが「私を離さないで」。

全く知らなかったが、この作品は、昨年、テレビで日本版としてドラマ化されていた。

この作品も、介護人女性の回想で物語は展開する。

ある施設で共に暮らし学ぶ子どもたち。その施設の子どもたちに求められる「提供」とは・・・

人間とは、愛とは・・・その根元を問うテーマで衝撃的だった。

 

なお、「日の名残り」と「私を離さないで」は、共に映画化されている。

 

2017年12月7日、スウェーデン・アカデミーで受賞記念講演したイシグロ氏は、現代の世界で極右思想や人種差別などの偏狭な思想が蔓延していると厳しく指弾するとともに、自らは文学の力で人類の幸福に貢献するという強い意欲を示した。

 

そして、私は、3作品目として「浮世の画家」を選び、今また読み始めている。

 

 

 

山利商店の白味噌で京風雑煮

 

雑煮は、全国各地で色々な種類がある。

私の出身の岐阜の雑煮は、小松菜や大根などを入れたすまし汁で、餅は焼かない。

京都に来て、初めて白味噌の雑煮を食べた。これもまた、美味しい。

だから、私は、気分次第でどちらのバージョンも作る。

 

友人Tさんが「美味しい!」絶賛するのが、山利(やまり)商店の白味噌。

 

 

京都でも知る人ぞ知るという白味噌らしく、有名料亭などに使用されているとのこと。

無添加・無着色で、国産米・国産大豆・塩だけで作られている。

店自体は東山区にあって少し遠いが、錦市場の中の八百屋さん「四寅」で扱っていることを知り、新年になって買いに行った。

開封すると2週間しかもたないと聞いていたので、店の人に尋ねると、冷凍しておけば発酵が止まるから大丈夫と言われた。

 

早速、白味噌雑煮を作ってみた。

金時人参と大根と小松菜を入れてみた。

出汁だけで、砂糖やみりんを全く入れなくても、甘くて濃厚で美味しい。

 

(餅が隠れて見えな~い!)

 

しばらく、この白味噌にはまりそう・・・

 

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