弁護士村松いづみのblogマチ弁の日々

今年初のWALK&RUN、そして初登山

 

急な寒さに見舞われた先週始めとは打って変わり、3月24・25日の土日は両日とも快晴で、京都市内のあちこちで桜が開花し始めた。

 

3月24日は、午前中、御所の内周約4㎞をWALK&RUN。

初RUNなので、はじめから余り無理をしないよう、少し歩いて少し走るを繰り返した。

まだ空気はひんやりとしていたが、走るにつれ、汗ばんできた。

御所の梅は満開を過ぎ、今は、しだれ桜が満開。

 

翌25日(日)は、午前中、大文字登山。

今年の初登山。

銀閣寺側の登山口に向かう坂の途中で、トレランの練習で下ってきたF弁護士とすれ違う。

年齢あまり変わらないのに、元気やなあ・・・

 

登山口。

 

 

登山口からゆっくり登っていく。

今日は、頂上までは行かず、「大」の字まで。

 

 

昨日ほどの青空はなく、空には霞がかかっている。

「大」の字から見る市内の景色もボンヤリ。

お湯を沸かしてスープを飲んだ後、鹿ヶ谷へ下山。

 

疎水の桜もまだ1~2分程度しか咲いていなかった。

 

これからしばらくは、歩くのに快適な季節になる。

ボチボチ、頑張ろ。

作家内田康夫さん、死去

 

作家の内田康夫さん(83歳)が2018年3月13日に死去されたことを知った。

内田康夫さんと言えば、テレビドラマ化されている名探偵浅見光彦シリーズで知られる作家であある。

 

そして、以前にも(2013年1月10日付け)ブログで書いたことがあるが、何を隠そう、私はアサミスト(「浅見光彦」ファン)である。

 

以前、同じ事務所に所属していたOg弁護士も大の内田ファンで、新刊が出るとすぐに購入していたので、私は彼から借りてすべての作品を読んだ。

テレビドラマは、謎解きあるいは犯人探しとなってしまっていて深みが感じられないが、原作の方は、内田氏の幅広い知見により、毎回、様々なテーマが深く掘り下げられ、社会問題にも鋭く切り込まれている。

だから、断然、原作の方が面白い。

 

全国各地が舞台になり、1999年の沖縄県を舞台とした作品「ユタが愛した探偵」で、47都道府県すべてを網羅したとのこと。

私自身、小説を読んで行ってみたいと思い、富山県のおわら風の盆、広島県鞆の浦、島根県津和野など多くの場所を実際に訪れた。

 

もう内田さんの小説が読めないと思うと残念でならない。

心よりご冥福を祈る。

 

映画「この世界の片隅に」を観て

 

2016年11月に公開されて、ロングランヒットを続けるアニメ映画「この世界の片隅に」。

前々からずっと観たいと思っていて、最近になってやっと観る機会を得た。それも無料で。

 

主な舞台は、広島・呉。

主人公「すずさん」の戦前(太平洋戦争)から戦争が終わるまでの暮らしを描く。

 

戦時中、18歳で広島から呉に嫁いだ、すずさん。

道ばたの草を摘んでおかずとしたり、米を嵩ましして炊いたり、そして町の風景・・・・

あらゆる生活を、当時の人々の記憶から再現しているという。

どこか抜けていてホワッとした人柄のすずさんが、戦時中にあっても、暮らしを明るくしてくれる。

「すずさん」の声を演じる女優のんがイイ。

 

映画後半、爆弾によって姪が死亡し自分も片手を失う、激しい空襲、そして広島への原爆投下等が、前半の明るさから一転して、すずさんの悲しみを広げていく。

 

観終わっても、また、もう1度観てみたい、そんな思いになる良い作品であった。

 

手のひらに憲法プロジェクト

 

先日の京都新聞でも紹介されていたが、京都で、「手のひらに憲法プロジェクト」という取り組みが始まった。

これは、冊子「ポケット憲法」を多くの人々に広げていこうという取り組みである。

岡田知弘京都大学経済学部教授が呼びかけ人代表となり、京都弁護士会の尾藤廣喜弁護士や中村和雄弁護士も呼びかけ人となっている。

 

岡田教授が、雑誌「ねっとわーく京都」4月号に、その思いを語っておられた。

 

1928年に河上肇事件が起こった時、京都大学経済学部では、既に始まっていた思想弾圧を止められなかったという歴史の反省にたち、

「戦争という経験、戦争は必ず戦闘開始前に地方自治や学問の自由、報道の自由を奪っていく、こういった動きに対して、私たちは事前に警鐘を鳴らす責任があるのではないかと思います。そうした思いで今回『手のひらに憲法プロジェクト』を始めようと考えました」

 

童謡『手のひらに太陽を』(やなせたかし作詞)の「歌詞にはそれぞれが違っていてもみんな生きている、その権利があるし、泣いたり笑ったりしているー太陽のもとでそういったことができるのは、やはり平和な状態でしかできないことです」

 

「一人ひとりの子どもたちからお父さん、お母さん、お年寄りまで自分の問題として憲法の内容を知り、考え、自分のものにしていくことが必要ではないか、手のひらに、太陽と一緒に憲法をかざす人たちを広げていきたいという思いを込めて、こういう名称にしてみました」

 

「どのような立場でも、まずは憲法を手にとって、読んで内容を知ってもらうこと、そして主権者である私たち一人ひとりが考えて議論する運動を広げていくことが大切ではないか、その一助になることを目的にしてこの取り組みを考えました」

 

昨年の憲法記念日には、安倍首相が2020年までに改正憲法を施行すると明言するにいたった。

憲法を変えるという動きが加速する中、今一度、私たちが本当に憲法の内容を知り暮らしにあてはめていく必要があるし、このプロジェクトのように、そんな取り組みが色々な形で全国で起こってくるのがイイ。

 

なお、このプロジェクトが発行する「ポケット憲法」の内容は、日本国憲法と大日本帝国憲法、そして「あたらしい憲法のはなし」。

「あたらしい憲法のはなし」というのは、日本国憲法制定直後に国が文部省著作というかたちで、わかりやすく憲法の解説をしたものである。

普及は、1冊100円程度の支援カンパで、ホームページのみで受け付けをする。

 

(手のひらに憲法プロジェクトお問い合わせ先)

電話075-211-1161

URL   http://pocketkenpo.com/

メール   info@pocketkenpo.com

 

 

 

 

 

「無私の日本人」(磯田道史 著)と映画「殿、利息でござる!」

 

ソチと平昌の2度の冬季オリンピックのフィギュアスケートで金メダルを取るという快挙を成し遂げた羽生結弦選手。

その羽生クンが殿様役で映画初出演したのが2016年5月に公開された「殿、利息でござる!」。

 

歴史学者磯田道史先生原作の映画「武士の家計簿」を観たという人が、磯田先生に「私の故郷・吉岡宿にも、涙なくして語れない立派な人たちがいたので、本を書いてください」と連絡があった。

それで、磯田先生は、「國恩記」という資料を読んで感動し、「穀田十三郎」という著作にまとめ、それを原作として映画化されたのが「殿、利息でござる!」である。

 

2018年1月17日付けのブログで書いたように、磯田先生の「日本史の内幕」を読み、磯田先生の「無私の日本人」という文庫本の中にこの「穀田十三郎」という著作があることを知り、無性に読みたくなり読んでみた。

と同時に、たまたま映画「殿、利息でござる!」の方も観ることができた。

 

ストーリーは・・・

250年前の江戸時代、仙台藩の宿場町・吉岡宿(現在の宮城県黒川郡大和町)。

宿場には、年貢だけではすまず、「伝馬役」という負担があり、藩が公用で街道を往来するといって人馬を強制的に徴発していく。

飢饉のたびに、住人が町を逃げ出していく。

「このままでは吉岡は亡ぶ」そう考えた十三郎が、智恵者の菅原屋篤平治から町を救う計画を聞く。

それは、金がない仙台藩に大金を貸し付けることによって、年々、利息をもらい、住人に配るという逆転の発想だった。

そして、ついに、数人の仲間たちが私財を投げ打ち、1000両(約3億円)もの金を藩に貸し付け、町を救うことができた・・・

 

町の住人が藩に金を貸し付けるなどという大それたことが簡単に進んだわけではなく、その実現には何年もかかったが、ただただ吉岡の繁栄を願う「無私」の心が政治を動かした。

 

貧しい東北の地で、このような実話が存在したことは、本当に感動的である。

いや、貧しい東北の地であったからこそ、個人が私利私欲に走らず、成し遂げることができたのかもしれない。

 

なお、羽生クンは、仙台藩の殿様として、映画終盤に登場。

殿様自ら功労者の一人である住人の酒屋を訪れ、酒の名前の命名して与えるという役どころ。

映画の出演オファーに、最初はスケート選手だからということで断ったそうだが、原作の「無私の日本人」を読んで感動し、出演することになったとのこと。

 

 

 

 

 

 

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