弁護士村松いづみのblogマチ弁の日々

テニスの大坂なおみ選手と国籍

 

(女性弁護士の法律コラム NO.245)

 

女子テニスの大坂なおみ選手が、先日の全豪オープンで初優勝し、世界ランキングでも1位となるという快挙を達成し、日本中が歓喜にわきました。

テニスにはあまり興味のない私でも、試合結果が気になって、テレビを観てしまいました。

彼女のあのトツトツとした日本語でのインタビューに対する受け答えも可愛らしいですね。

 

そんな注目を浴びている大坂選手ですが、国籍はどうなっているのだろうと思ってしまううのは、法律家のサガでしょうか。

なぜかというと、日本は原則として二重国籍を認めないからです。

 

大坂選手は、日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親を持ち、生まれは大阪ですが、3歳からアメリカで育ちました。

 

日本の国籍は、国籍法という法律によって定められています。

国籍法2条で、「出生の時に父又は母が日本国民であるとき」「子は日本国民とする」と規定されていますので、母親が日本人である大坂選手は日本国民です。

また、アメリカの国籍法はよく知りませんが、大坂選手はアメリカ国籍も有しています。

よって、現在は、日本と米国の二重国籍です。

 

そして、日本は二重国籍を認めていませんので、国籍法14条1項によって「外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することになった時が20歳に達する以前のときは22歳に達するまでに・・・いずれかの国籍を選択しなければ」なりません。

 

ですから、大坂選手は、現在は二重国籍なので、22歳となる今年10月の誕生日までにどちらかの国籍に決めることが求められているのです。

 

どの国籍を選ぼうと、彼女の人間性に変わりはなく、これからも応援していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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